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23 March 2008

金村修に叱られたい

2Bで「金村修」ビューイングがあった。
金村プリントを観ながら、作者自らの言葉を聞けるのだ。
天才金村さんの作品と言葉には、
とても興味があり、楽しみにしていた。

そして!!さらに!!
金村修に叱られたい者は名乗りをあげよ、
ということで、懲りずに叱られてきた。


見ていただく写真は白黒。
バライタ、RC混在。
(混在に意図はない。
 2Bで焼いた+田村彰英さんの暗室講座で焼いた
 +こっそり?横浜のダークルームで焼いてきた。)
フォーマットは35mm。
この3ヶ月、日本の光を撮ろうと
人ん家やら旅館やら屋内で、日本の光を撮っていた。

竹内万里子さんに、すぱぁ〜っと斬られたのが12月初頭。
あれから3ヶ月半。
自分では、変わった・・・気がしていたので、
そのあたりを見てもらいたかった。


さて、金村さんの前に
20枚ほど並べると・・・

「はぁ〜ん」
と言いながら2枚をピックアップして、
もう1枚を「あ〜ん、これは惜しいなあ・・・」
そんな感じ。(笑)

なんとも言い難いリアクションだ!!

頂いたアドバイスは、
金「結構暗いね。あんまり暗いと白岡さんになっちゃうからなぁ。暗いのは何故?」
休「日本の家屋は暗いと思うので。」
金「家の中だけど、生活感のないの(この3枚は)はいいね。」

金「何本くらいのペースで撮ってますか?」
休「今年は月5,6本です。」
金「なぁにぃ〜!!それで作品売れたら効率いい商売ですよ。
  我々(東京綜合写専)は、最低年間200本だよ!!」

※ピックアップした3枚について
金「まださぁ、これとこれ以外の写真の違いが分かってないんじゃない?」
休「なんでしょう?」
金「(選ばなかった写真は)日本の生活のドキュメンタリーになっちゃうじゃん?」
休「(あれこれ、自分の考えを述べる)
金「あ〜そんなのドーデモいいの。いろいろ考えちゃダメ、余計なこと考えない方がいいですよ。」
休「セレクトの時は考えるんですよね?」
金「あったりまえでしょぉ。」

という感じだった。
まったくもって褒められた訳じゃないが、
自分で自分に感じていた変化は、気のせいじゃない・・・。
そんな手応えを感じた。

昨年までの自分をかえりみる。
ナイーブでも構わないと思うけど、
自分に酔いしれる内向加減は、
今となっては恥ずかしい限りだ。

とても小さな一歩だけど
結構大きな一歩だった。
(いや半歩かな?)

ビューイングの後、
アルルの時から、おいらの写真を見てくれている、
Mのおやっさんに言われたことだけど、
今おいらは、ボーダーラインの上で、行ったり来たりしている・・・
らしい。


2008032220080322_0015075

以下、語録。
文脈を無視したメモなので、誤解を招くとは思うけど、
備忘録として・・・。

○被写体について
・意味をたくさん入れることで、意味を消したい。
・(空など)ピントが合わないものは撮らない。
・カタチしか撮らない。(故にモノクロの方が好き)
・外国を撮ると3割増し。だから、撮るのがうしろめたい(ところもある)。
 日本も撮れずに外国が撮れるか?
・その場所を撮るのではなく、その場所をどう使うか?

○セレクトについて
・コトバで説明しやすいものは(敢えて)捨てる。

○写真について
・(写真というメディアが好きなのは)下世話なやじ馬根性が肯定されるから。
・構図を撮ってはダメ、モノを撮らないと。
・構図のポイントが見える写真はつまらない。
・(ポイントが)分かりやすいというのは見る側に媚を売っているようなもの。
・何にこだわっているかを、はっきり出す。
・何度も何度も同じものを、しつこく撮ることで人間は変わる。
・(デジタルについて)全部見せるとつまらない。ストリップと同じだ。
・(物の)部分ばっか撮ってると暗くなる。

○フォーマットについて
・6×6は、安易に絵づくりができすぎるから難しい。
・ローライは特に難しい。下向いて撮るから卑屈になる。
・先に、スクエアというフォーマットが見えちゃう(のはダメ)
・アーバスがいいのは、6×6なのにシンメトリーに見えない。
 フォーマットが後からついてくる。

○展示について
・傑作だけ並べちゃダメ。
・アートは失敗してもいいからいいんだよ。
・今、旬は3枚で展示。

○ワークプリントについて
・4つ切りがいい。自分の欠点がよく見える。
 自分の欠点をたくさん見たほうがいい。

○好きな写真家(日本人の)
・藤田満
 (おいらも過去何度かプリントを教えていただいた大先生だ!!)

というようなハナシだった。
短いセンテンスで、ポイントが明解。
とても響くコトバだった。

金村さん・・・スゴイや。

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Comments

昨日はお疲れ様でした。
私が昨日見てもらったような写真は多分金村さんとはそうとう遠い距離にいるのだろうなぁと思いつつも敢えて持参しました。金村さんが話したこと、私が言われたこと、いろいろ含めて、いろいろ考えさせられたのは確かです。良い方に転ぶのかそうでないのかは私次第なのでしょうが、今はまだ??です。

備忘録はこっそりコピペさせていただきました。これも2Bに参加していたからこそ経験できたコトですね。

Posted by: KAMEYAMA | 23 March 2008 at 08:48 PM

ライヴではないけどライヴ録音としてじっくり聴かせていただきました。

この1年間だと半年は月間100本以上撮っていて、そのあと4カ月は1本も撮れず、
いまは本数ではないなと思っていますがそれでも休ちゃんよりは撮れています(^^;)

この間ずっと同じところを撮り続けていて、見えないものが見えてきているような・・・
それはそのシーンや被写体ではないのですよ。
撮っている自分の内側が見えてくる・・・
そんな感じはあります。

Posted by: クッチ | 23 March 2008 at 09:08 PM

休さまの写真、たしかに変化しているように感じました。
みられてよかったです~。

Posted by: おだか | 23 March 2008 at 10:00 PM

アルルで言われたsubjectを撮れという領域にふみこんできているのではないでしょうか?


Posted by: 石氏 | 23 March 2008 at 11:17 PM

行きたかったな・・
写真は撮るだけではなく、それ以上に撮ったものを観ないとね・・
夜中に書いたラブレターを翌朝読み直して赤面・・
またテンションの上がった深夜に書き直すみたいな行為が写真にも必要ということですね(笑)

Posted by: ネコグレ | 24 March 2008 at 01:14 AM

kameyamaさん
こんばんは。
みなさんが"叱られる"中のコトバも、
刺激的でした。
金村さんにコメントをもらえるというのは、
あり難かったです。
2Bのみなさんのおかげです。

クッチさん
私もそろそろ、ペースを上げます。
たくさん見て、撮って、見たい・・・
と思います。

odakaさん
ありがとうございます。
そう思ってもらえると嬉しいです。

石氏さん
ようやく・・・です。
でもしょっちゅう逆行しているようです。
3歩進んで4歩下がったり。

ネコグレさん
>夜中に書いたラブレターを翌朝読み直して赤面
わたしゃ、そんなんばっかですよ。
ま、それも、生きてる証かな?
なんて風にも思います。

Posted by: 休日郎 | 24 March 2008 at 02:28 AM

そうそうあと、僕は学生には50ミリを使えと言っています.50ミリだと狭くて入らないでしょう。だから何を残して何を消そうかって考えるからね。それで構えて構図つくって一歩前へ踏み出して撮ります。そーするとちょーど見たドーリの感じに写るからね。とおしゃられていました。

Posted by: 石氏 | 24 March 2008 at 06:09 AM

金村さん
ついに登場ですね、スパルタ教育の東京綜合写真専門学校の暗室作業は美味くて当然です。年4回「合評会」は10人ぐらいのつわもの講師が1人作品をみんなの前で評価します
女子は泣き、男子は怒りすごいバトルの世界です
プロ作家をみんなめざしてますから心あるヤッはさらにがんばります。
鈴木清さんの弟子が金村さんです。
故鈴木さんは苦労人だからすごい抱擁力がありました
だから怒れる金村はあそこまで行ったんだと思います

Posted by: 孤独なおやじ | 24 March 2008 at 11:19 AM

書き忘れましたが
本日、午前3ごろNHKBS2を見ていたら
金村さんの写真が放映されたました。
語りはあの「小雪」だぜ、
中途からだったんで番組の内容はよくわからなかったケド。

Posted by: 孤独なおやじ | 24 March 2008 at 12:05 PM

石氏さん
そうでした。そういうお話もありました。
50もしくは35ですよね?
一歩前へ。
東京綜合写専、とてもいい学校ですね。


孤独なおやじさん
東京綜合写専のことは、
「とにかく褒めない。徹底して褒めない」
と誇らしげに話しておいででした。
鈴木清さんのお話もされていました。
人格者だった・・・と。
さらに、孤独なおやじさんのお話もありました♪
・(写真というメディアが好きなのは)
 やじ馬根性が肯定されるから・・・というお話がそうです。♪
「何かあったら、どこへでもすぐ撮りに行っちゃう。
好奇心旺盛な人だ。」
と。
孤独なおやじさんの、変わらぬ若さと行動力のお話、
なんだか嬉しかったです。

>本日、午前3ごろNHKBS2を見ていたら
恋人たちの幻想曲「ヴォカリーズ」って番組のようですね?
面白そうです。見てみたかったっす!

Posted by: 休日郎 | 24 March 2008 at 01:48 PM

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