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10 February 2012

サヨナラミニ

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それはじわじわと蝕みはじめた。
真夏にクーラーが壊れた。
千葉からの帰り道、ブレーキが壊れた。
深夜の家路でボンネットから白い煙が見えた。
そんなのはいい。
おいらが悪いんだ。
ちゃぁんと見ていてあげなかった。
それよりも、何だか一緒にいて、疲れを感じるようになった。
自分勝手だって分かってる。
君はわが家にやってきた日から、何一つ変わっていないんだから。
変わっちまったのは、おいらの方さ。
そんな折り、表参道でどてっぱらにバキッとやられました。
そのトラックの運転手さんは、何だか気持ちのイイ人で、
「ごめんよ〜ちっさくて見えなかったよぉ〜」って、
ぐいぐい寄ってくるトラックのバンパーがメリメリっと来た時には、
死ぬか!?と思ったけど、何だか笑っちまいました。
笑っちまった事とは関係ないけど、ミニとはお別れすることにしました。
ミニが好きな人が乗ってくれたらなあと、関西のミニ専門店に引き取ってもらいましたよ。
サヨナラ、ミニ。

大雪の日も、ケツ振ってる高級車を尻目に、ノーマルタイヤでさくさく走れたのは痛快だったな。
高速道路を走ると、車内では大声で話さないと会話にならなかったっけ。
道行く幼児に、よく指さされたな。「ぶーぶー」って口が動いていたわ。
時折、借りた代車で日本車を運転すると感じる。自動車って歩行者に敵視されてるって。
ミニに乗ってる時は感じなかったのに。
ミニ同志がすれ違うと、会釈しあうのも、独特だった。
自動車という甲殻内で、社会とコミュニケーションをとれる。
希有な存在だ。

そんな存在を手放すこと。
やっぱり、年齢のせいにするのはやめておこう。

97年の秋から2011年の秋まで。
14年間。
ありがとう。ミニ。

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